日本特殊陶業株式会社は、昭和11年10月に我が国最初のスパークプラグメーカーとして設立されました。同社のスパークプラグは自動車・オートバイをはじめ、航空機・船舶・農林業・産業用機械など幅広い分野において、国内はもとより世界各国で使用度が高く、現在では点火用プラグの世界シェアで約4割を占める世界最大のスパークプラグメーカーです。
グループ会社の株式会社日特スパークテックWKSさつま工場(旧日本特殊陶業株式会社鹿児島宮之城工場)は、昭和49年に国内3番目の工場として操業開始以来、年次的な工場の拡張を経て順調に業績を拡大しています。月平均で約2,600万個のスパークプラグを生産し、1工場あたりの生産量では世界一を誇る工場となっています。
今回の工場増設計画は、スパークプラグの主体金具におけるめっき工程の処理能力向上のため、新めっき棟及び設備を増設するものであり、併せて工場全体の更なる生産体制強化を図るものです。
これにより、地域における新たな雇用の創出はもとより、地域経済の浮揚発展に大きく寄与するものと期待されます。