株式会社島水は，令和２年に天然魚及び養殖魚の加工，輸出販売を目的として，長島町において創業。その後，阿久根市折口に事務所兼工場を設立し現在に至っている。

　同社は，創業時より，主に米国に対し自社で加工した商品の輸出を行っているが，今後事業を拡大していくためには，輸出先国の政府機関が定めるＨＡＣＣＰの要件に適合する施設の認定が必要であった。

　今回の工場新設は，水産物の中でも市場規模が拡大している養殖ブリを中心に，加工能力を向上するとともに，対米国のＨＡＣＣＰの要件に適合する施設の認定を受けるため，衛生管理体制を強化するために決定されたものである。

　今回の新設により，地域における雇用創出・活性化はもとより，地域の水産業の浮揚発展に大きく貢献するものと期待される。