イタックス株式会社は、平成１３年１１月に有限会社九州イタックスとして創業。平成１９年１０月に株式会社九州イタックスに、平成２５年１１月に現社名に商号変更している。
　令和３年２月１日より入来工業団地内で、イタックスFBCセンターとして、畜産・水産用配合飼料メーカーが使用したフレキシブルコンテナバッグ(※)（以下、フレコンバッグ）を回収し、事業所内で保管、洗浄・補修等の処理を行った上で、各配合飼料メーカーに配送する事業を行っている。
　同年１２月には、テント倉庫C棟を増設し、仕分け等の前処理作業や出荷前の管理体制を強化し、処理能力の増強を図ったところである。
　今回、既存敷地内においてD・E・F棟を増設することとしており、D・E棟においては、洗浄前のフレコンバッグを配送先の地区別に保管することで、作業を効率化し、工場全体の処理機能向上を図るものである。
　また、これまで廃棄されていたフレコンバッグを洗浄、乾燥し、再利用事業者へ流通させる新たな取り組みを実施することとしており、F棟において、乾燥工程を行うものである。
　今回の増設により、地域の振興、雇用創出に加えて、SDGsに合致する取り組みであるフレコンバッグの再利用により、環境問題への貢献も期待される。