九州化学株式会社(南さつま市:R5/4/25)

九州化学株式会社(南さつま市:4月25日)

李代表取締役(中央),本坊南さつま市長(中央右),山下南さつま市議会議長(右),諏訪益山校区自治公民館連絡協議会長(左),平林鹿児島県商工労働水産部長(中央左)

 九州化学株式会社は、南さつま市加世田宮原においてプラスチック製品の製造、加工及び販売の事業を展開することを目的とした新たな法人として、令和5年3月に設立。

 日本は国内で発生する年間約900万トンのプラスチックごみのうち、約100万トンを海外で処理していたが、その最大の受け入れ先であった中国が平成29年に使用済みプラスチックの受け入れを禁止したことに伴い、日本国内の処理施設がひっ迫している状況にある。

 このプラスチックごみ問題は、日本の基幹産業である農業分野にも深く関係している。プラスチックはハウスやマルチビニール、トンネルの被覆資材、苗ポットなど農業を営むにあたって不可欠な資材となっており、前述の規制も加わり、その処理費用は農業者にとって大きな問題となっている。

 また、この状況を受けて処理業務を安価で受託する事業者も出現し、適切な処理をせずに不法投棄につながる事例が県内においても報告されている。

 今回の南さつま市での工場新設は、マルチビニールを原料としてペレット製造を行うために決定されたものであり、その技術をもって農業者の処理コストを軽減するとともに、不法投棄の解消にも大きく寄与するものである。

 これにより、農業者への支援をはじめ、環境にやさしい持続可能な社会の形成に伴うSDGsの取り組みを促進させ、地域経済の活性化につながるものと期待される。

立地協定締結日

令和5年4月25日(火曜日)

(1)所在地 南さつま市加世田宮原2380番地3

(2)設立 令和5年3月27日

(3)代表者 代表取締役  李  振全(リ シンゼン)

(4)資本金 800万円

(5)事業内容 プラスチック製品の製造、加工及び販売

新設する事業所の概要

(1)名   称 九州化学株式会社 加世田工場

(2)所在地 南さつま市加世田宮原2380番地3

(3)用地面積 6,970.25㎡

(4)建物面積 1,961.72㎡

(5)工事着工 令和5年5月

(6)新規雇用者 10名

(7)投資予定額 5億5,000万円

(8)操業予定 令和5年10月

(9)事業内容 プラスチック製品の製造、加工及び販売

このページに関するお問い合わせ

鹿児島県商工労働水産部産業立地課
電話番号:099-286-2983